■ 抄録・要旨
| 埼玉県では、温暖化対策を推進するための基礎的情報として県内から発生する温室効果ガス排出量の推計・公表を行っている。また、都道府県の温室効果ガス排出量の公表は温暖化対策法でも義務づけられている。
そこで、2009年度(確報値)及び2010年度(速報値)の埼玉県温室効果ガス排出量について、関連統計等を収集し、環境省地球温暖化対策地方公共団体実行計画(地域施策編)策定マニュアルを参考に排出量推計を行った。
その結果、2010年度総排出量は、4,008万t-CO2と推計され、2009年度比で3.4%増となった。この温室効果ガス排出量の増加は、記録的な猛暑による冷房需要の増加や、リーマンショックによる景気後退からの経済活動の回復などによると考えられた。
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